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【法人向け】ソーラーカーポート導入のメリットとは?

ソーラーカーポートを導入することの最大のメリットは、スペースを有効活用し、太陽光発電の導入が可能である点です。

 

一方で、初期費用が高くなることや維持費がかかることなどの注意点にくわえ、建築基準法や消防法などの関係法規を遵守する必要があるといった注意点もあります。

 

  • 「ソーラーカーポートとはそもそも何なのか?」
  • 「ソーラーカーポートのメリットと注意点は何なのか?」
  • 「ソーラーカーポートを導入するにはどのくらいの費用が必要?」

 

こういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では太陽光発電ビジネスに長年携わってきた専門家として、

 

  • ソーラーカーポートとは何か
  • ソーラーカーポートの導入がおすすめであるケース
  • 導入するメリットと注意点
  • 導入時の注意点

 

について解説します。

本記事でソーラーカーポートの特徴や導入の注意点を、詳しくチェックしていきましょう。

ソーラーカーポートとは

ソーラーカーポートとは、カーポートの屋根に太陽光発電パネルが設置されているもので、主には太陽光パネルをカーポート屋根として使用されている「一体型」のものと、カーポートの屋根に太陽光パネルを設置する「搭載型」のものと2つの種類があります。

 

ソーラーカーポートを設置することで、駐車場のスペースは確保したまま、太陽光発電を導入することが可能です。

 

屋根の形状や強度の問題で今まで太陽光発電を導入できなかった施設においても、ソーラーカーポートの活用によって太陽光発電の導入が可能になります。

 

ソーラーカーポートの種類

 

種類 一体型カーポート 搭載型カーポート
主な違い 太陽光パネルを屋根として使用 屋根の上に太陽光パネルを設置
主な特徴 デザインがスタイリッシュ 太陽光パネルを自由に選べる

 

ソーラーカーポートの種類には、先述したように2種類のタイプがあります。

 

  • 太陽光パネルが屋根と一体型のカーポート
  • 太陽光パネルを屋根に設置するカーポート

 

◯ 太陽光パネルが屋根と一体型のカーポート

「一体型カーポート」は、はじめから太陽光パネルをカーポートの屋根として使用することを前提に設計されたカーポートです。

カーポートは一般的に曲線を描く屋根であるケースがほとんどですが、太陽光パネル一体型のカーポートでは無駄なスペースを作らず平らな屋根となります。

 

一般的に、同じスペースでの設置において、一体型カーポートのほうが太陽光パネルの枚数を多くできると言われております。

 

◯ 太陽光パネルを屋根に設置するカーポート

太陽光パネルとカーポートが別となっているものは、「搭載型カーポート」と呼ばれています。

太陽光パネルを設置しない場合にも通常のカーポートとして利用できるのが、一体型と異なる点です。

なお、もともと太陽光パネルの設置を想定されずに作られたカーポートには、強度等の問題から、太陽光パネルを設置できないケースもあります。

ソーラーカーポートの導入を前向きに検討されるケース

施設の屋根の面積が小さかったり、建て替えの予定があったりなど、太陽光パネルを施設の屋根上に設置することが難しい場合があります。

 

そのような屋根上設置ができない場合において、敷地内に駐車場もしくは空いているスペースがある場合には、ソーラーカーポート設置による太陽光発電の導入を検討されているケースがあるようです。

 

他にも、施設での電力消費量が大きい場合には、屋根上に太陽光発電を導入するとともに、ソーラーカーポートの導入も検討されることがあるようです。

ソーラーカーポートを導入するメリットと注意点

本章では、ソーラーカーポートを導入するメリットを詳しく解説します。

 

ソーラーカーポートを導入するメリット

◯ スペースを有効活用し太陽光発電の導入ができる

敷地内に駐車場や空いているスペースがある場合、ソーラーカーポートの導入により、カーポート内のひよけとしても、太陽光発電としても活用することができ、メリットを感じられる可能性があります。

 

◯ 災害対策(BCP)となる場合がある

太陽光発電機器の仕様によりますが、災害が起きて停電した場合でも日中に発電している場合においては、非常用電源として使用できます。

また蓄電システムを併用することで電力を貯めておけるので、日中に消費する電力量によりますが、夜間や天候が悪い日でも使用可能な場合があります。

 

◯ EV充電との組み合わせができる

社用車に既に電気自動車を導入している会社にとって、ソーラーカーポートとEV充電器を併用することで、メリットを感じられる可能性があります。

 

また、現段階で電気自動車を導入していなくても、将来的に電気自動車とEV充電器を導入する可能性を考え、先行してソーラーカーポートのみの設置を考える方もいるようです。

 

ソーラーカーポートを導入する際の注意点

ソーラーカーポートを導入する場合、以下のような注意点もあります。

 

◯ 初期費用が高い場合がある

ソーラーカーポートを設置する場合、通常のカーポートに加えて太陽光パネルやパワーコンデショナ、架台などの機器の費用、工事の費用がかかるため、通常のカーポート導入と比較すると初期費用が高くなる傾向にあります。

また、ソーラーカーポートの種類や工事会社によって費用が大きく変わる可能性があるため、導入を検討されている方は比較されたほうがよいでしょう。

 

◯ 破損のリスク

特に風の強い場所や雪の多いエリアにおいては、万が一ソーラーカーポートが倒壊すると多大な被害が出る恐れがあります。

このようなリスクを低減するために、耐久性や工事会社の工事品質に注意してソーラーカーポートの導入を検討することが重要であると言われております。

 

◯ 定期的なメンテナンスにかかる維持費

ソーラーカーポートを設置した場合、定期的なメンテナンスが必要となるために維持費がかかります。

たとえば、定期点検や、10〜15年に1度のパワーコンディショナの交換費用等がかかるため、そういった費用を把握したうえで予算を組む必要があります。

導入を検討する際には、こうしたメンテナンスにかかる維持費用もあわせて確認しておいたほうがよいと言われております。

ソーラーカーポートの導入には専門的知識が必要

ソーラーカーポートを導入する際には、建築基準法や消防法など法律に関する知識が必要です。

 

建築基準法や消防法を遵守する

ソーラーカーポートは、太陽光パネルの下に駐車場用途があることから建築物となります。

また条件によっては確認申請の必要な特殊建築物に該当する可能性もあります。

 

そのため、建築基準法や消防法などの関係法規を遵守する必要があり、申請後は検査を受け、資格者によって設計・管理が行われることになります。

 

専門家に相談する

ソーラーカーポートを導入するためには法令や規制を遵守するなど様々な専門知識が必要となります。

そのため、まずは専門家に相談しましょう。

 

特に導入実績が豊富な施工業者であれば、設置場所に最適な設計や施工が可能かと思います。

施工業者を比較する場合は、導入実績にも注目してみてください。

 

太陽光発電の導入なら丸紅へ

本記事では、ソーラーカーポートとは何か、導入がおすすめであるケース、導入するメリットや導入時の注意点について解説しました。

 

ソーラーカーポートを導入するにはメリットがありますが、導入時にはいくつか注意点があります。

丸紅は、長年太陽光パネルや周辺機器の販売ビジネスを行ってきました。

 

培ったノウハウやネットワークから、ソーラーカーポートの機器選定や工事会社のご紹介が可能です。

お客様のニーズにあったご提案をさせていただきます。

ソーラーカーポートを導入の際は、ぜひ丸紅までご相談ください。

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